★見て来ました4
『マリー・アントワネット展』で展示されていた、
復元品のドレスです。
シュミーズ・ドレスといい、とてもシンプルなドレスです。
貴族たちが着ていたドレスとは随分ちがって、
きらびやかな飾りや刺繍などは無く、
絹織物ではなく薄地の綿素材です。
宮殿内の公式行事や公の場から逃れたいと思った
王妃マリー・アントワネットが、
プライバシーを確保するために、離宮に移り住み、
窮屈なコルセットの無い農村的ファッシヨンに身を包みました。
それがこのドレス。
今見れば、きちんとしたロングドレスですが、
当時の貴族たちから見れば、
下着同然のように見えたのだそうです。
このドレスを着て、麦わら帽子をかぶった
マリー・アントワネットの肖像画は有名ですね。
花を手に取りリラックスした姿の肖像画は
後々、大きな批判をよんでしまいます。
マリー・アントワネットは悲劇の王妃と言われていますが、
ファッション界でも『王妃』なのだと思います。
軍艦を飾ったヘアスタイルなどの装飾過多から、
シンプルなカントリーファッシヨンまで流行らせ、
革命後のフランスファッションの簡素化にも
彼女の影響が大きく及んでいたのだと思います。
ご覧頂きありがとうございます。
ランキングに参加しています⇓
にほんブログ村